藤原義江メモリアルコンサート スペシャルインタヴュー 第2回 of 日本オペラ振興会

 スペシャルインタビュー第2回目は、藤原歌劇団名誉団員の大谷洌子さんに日比谷公会堂での思い出を語って頂きました。

 戦中・戦後から日本のプリマ・ドンナとして活躍をした大谷さんが一番最初に日比谷公会堂の舞台に立ったのは、オペラ歌手としてデビューするきっかけとなる第10回「日本音楽コンクール」の本選でした。





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■「日比谷公会堂の思い出」            大谷 洌子


 昭和16年11月23日、大勢のお客様がいらっしゃる前に・・・と日比谷公会堂の入り口にある長い石の階段を全力でかけ上がりました。
 私はこれから歌う場所に立って、一声張り上げてみたかったのです。やっと大きなステージに立ち客席を眺めると、まあ会場の広いこと、これじゃ私の声は響かないかもと思わずつぶやいた私の肩を、トントンと叩いたのは笑顔の父でした。「父を喜ばせたい」と私は大きく胸をはずませました。
 審査がはじまり、私は「カロ・ミオ・ベン」とオペラ「セヴィリアの理髪師」でロジーナの歌う軽やかなアリアを夢中で歌いました。全員の歌が済んで、3人が表彰状を頂きました。驚くことに私がトップだったのです!
 眼がくらみそうでしたが、大きな表彰状をしっかりと胸に抱きこみました。涙もポロっと出ましたが、審査の先生方がニッコリ微笑んでくださいました。この日、日比谷でトップを頂いたのを機に私の「オペラ人生」が始まりました。何十年たった今も毎日オペラ修行です!



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■大谷洌子 プロフィール
武蔵野音楽学校(現・武蔵野音楽大学)卒業後、藤原歌劇団「ファウスト」マルガレーテ役でデビュー以来、当団のプリマ・ドンナとして「椿姫」「蝶々夫人」「ラ・ボエーム」「リゴレット」など多くのオペラに出演。團伊玖磨「夕鶴」の初演ではつうを歌う(1951年)。その後、ニューヨーク、ミラノに留学、帰国後はオペラの演出にも力を注ぎ、国内外で高い評価を得る。
1989年勳四等宝冠章叙勲。

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藤原歌劇団公演
藤原義江メモリアルコンサート


2010年10月9日(土) 17:00開演
日比谷公会堂

出 演 
小林 厚子 佐藤亜希子 清水 理恵  廣田 美穂 野田ヒロ子 鳥木 弥生 松浦  麗  小山陽二郎
五郎部俊朗 中鉢 聡   ロベルト・ディ・カンディド 小田桐貴樹 柿沼 伸美  須藤 慎吾 羽渕 浩樹 
森口 賢二  吉森 祐也  若林 勉

ピアノ
浅野菜生子 藤原 藍子

~藤原義江を語る~
スペシャルゲスト 妹尾 河童

主催:(財)日本オペラ振興会
共催:日比谷公会堂開設80周年記念事業実行委員会

お問合せ:日本オペラ振興会チケットセンター 03-6407-4333

チケット購入:日本オペラ振興会チケットセンター

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