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第36期新人育成オペラアンサンブル公演

オペラ歌手育成
2017年3月に開催するオペラ歌手育成部36期生の新人育成オペラアンサンブル公演演目は両日ともにW.A.モーツァルト作曲のオペラ、「カイロのガチョウ」と「コジ・ファン・トゥッテ」に決まりました。是非、会場でマスターコース生たちの集大成をご覧ください。
●3/17(金)19:00開演
オペラ≪カイロの鵞鳥≫
モーツァルトが1783年にG.B.ヴァレスコの3幕の台本に曲を付け未完成に終えた作品。カーリッシュ版は1936年に未完の「カイロの鵞鳥」をイタリア・ヴェネツィアの詩人ディエーゴ・ヴァレーリが台本を再編しヴィルジーリオ・モルターリが曲を再構成し、1幕ものに仕上げた作品。
≪あらすじ≫
舞台は公爵領の中心地で海沿いにあるリパセッカという街の侯爵の屋敷。
ドン・ピッポ侯爵の一人娘チェリドーラにはビオンデッロという恋人がいるが、家柄が釣り合わないからと侯爵は二人の仲を認めない。また妻を亡くした独り者の侯爵はラヴィーナという若い娘と結婚することを決めているが彼女には侯爵の甥でカランドリーノという相思相愛の仲の恋人がいる。侯爵の屋敷には侯爵お気に入りのアウレッタがいるが、彼女は使用人のキキービオと恋仲である。
さて、ドン・ピッポ侯爵は自分と若いラヴィーナとの盛大な結婚式の準備をアウレッタとキキービオに指示する。そこで娘チェリドーラとビオンデッロ、ラヴィーナとカランドリーノはドン・ピッポの鼻を明かして、なんとか自分たちが結婚できるように侯爵を罠に嵌める策を考え出すのだった。。。
●3/18(土)14:00開演
オペラ≪コジ・ファン・トゥッテ≫
モーツァルトが1790年に作曲したオペラ・ブッファ。「女はみなこうしたもの」または「恋人たちの学校」とも題される。フィガロの結婚、ドン・ジョバンニに引き続きロレンツォ・ダ・ポンテの台本に作曲されたオペラで昨今ではモーツァルトのアンサンブルオペラの代表作として有名である。
≪あらすじ≫
舞台は地中海に面したイタリアのナポリ。
士官であるフェッランドとグリエルモにはそれぞれ妹のドラベッラと姉フィオルディリージという姉妹の婚約者がいる。彼女たちの貞節を信じ疑う良しも由もないところに、老哲学者のドン・アルフォンソに説得されて、本当に貞節なのか試しに賭けをしてみようということになり、男性二人は変装し入れ替わり、女中のデスピーナの助けもあって、それぞれの女性を口説き落としてしまう。さて、その後の結末は。。。
主催:公益財団法人日本オペラ振興会オペラ歌手育成部
会場:昭和音楽大学北校舎内 スタジオ・リリエ
予約・お問い合わせ
公益財団法人日本オペラ振興会チケットセンター:044-959-5067
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