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オペラ歌手育成部のコロナ禍における新しい学び方と取り組み

オペラ歌手育成

コロナ禍はこれまでの授業の進め方やレッスン形態の取り組み方を大きく変えていくことを余儀なく迫ってきました。
しかし、私達育成部は飛沫感染予防の衝立の使用に始まり、フェイスマスクの着用、換気の徹底、除菌スプレーによるクリーニングを心掛ける等、万全の対策を
心掛け、例年に劣ることのない学びの場とそのクォリティを保つよう尽力している次第です。
コロナ対策を徹底したうえで8月には例年通り、マスターコース夏期集中オペラ演習も開講することが叶い、高い集中力を維持して各々が課題と向き合う研究生のかんばせは眩しく、印象的なものがありました。

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オペラ歌手としてキャリアを積んでいく過程において、オーディションやコンクールへのエントリーは避けて通ることはできません。

育成部では、これから巣立っていく若駒に、この試験に対して普段の研鑽の成果を発揮する集大成の場としては勿論、明日の歌手となる好機をつかむ
機会へ臨む訓練の一つとし、コンクールを想定した形式をとる等、実践的な学びの一環として向き合うよう指導しています。
7月に行われた日本歌曲試験をかわきりに、ソロ、アンサンブル、と前期の試験はすでに終了し、10月からは後期のカリキュラムに入っています。
緊張感をもって試験演奏を終えた後には、藤原歌劇団総監督でもあり育成部部長の折江忠道をはじめ、担当の講師陣からのきめ細やかな講評が一人ひとりに渡されました。

コロナ禍に屈することなく研鑽を重ねている育成部生に、新たな自信と頼もしさの芽生えを覚え頼もしくも感じている今日この頃です。

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