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【キャストコメントvol.4】アルマヴィーヴァ伯爵役の須藤慎吾/井出壮志朗よりメッセージ★

フィガロの結婚2021
2021年1月8日(金)&9日(土)にテアトロ・ジーリオ・ショウワにて上演する藤原歌劇団公演「フィガロの結婚」のスペシャルキャストコメント第4弾❣️
最終回はアルマヴィーヴァ伯爵の須藤慎吾(8日)と井出壮志朗(9日)よりメッセージが届きました✨

 

須藤慎吾より
★アルマヴィーヴァ伯爵役の“ここを見てほしい!”という注目ポイントを教えてください。
「アルマヴィーヴァ伯爵は自分のキャリアでも多く演じてきた役柄ですが、その中でも特に印象的だった“藤原歌劇団のガンディーニ演出”で再び伯爵を演じられることを嬉しく思います。
今回もガンディーニ氏の持つイメージであろう“放埒でありながらどこかチャーミングな伯爵像”に深く共感し楽しく演じています。
アルマヴィーヴァ伯爵は別のモーツァルト作品の主人公であるドン・ジョヴァンニのように自由にふるまい、ジョヴァンニと同じようにオペラの中では全く何もうまく行かない一日を過ごしますが、伯爵にはジョヴァンニとは違って改心をするシーンが与えられています。
楽譜上で彼に与えられる改心のための時間はフェルマータを伴った4分休符一つだけです。
この4分休符の一瞬にはフランス革命直前に作曲された作品としてみる封建社会の転換だけでなく、一瞬が永遠とも感じられる人間の愛を感じる深い一瞬を感じます。
時間も短く大きなアクションはありませんが、大きな心の動きに注目していただければと思います。」

★今回の公演への想いをお願い致します!
「今回は兄弟子で尊敬するお二人、バリトン谷友博さん(L.サッコマーニ門下)とバッソ東原貞彦さん(田島好一門下)と共演させていただきます。
お二人との縁が与えた私への影響は大きく、お二人との出会いが私をベルカントを含めたオペラを演唱する本物のテクニックへと導いてくださいました。
この場をお借りして感謝いたします。本当にありがとうございました。
先輩達との共演に気持ちを引き締めながら、ガンディーニ氏の解釈によってダ・ポンテの台本が立体的に浮かび上がったイタリア的なモーツァルト作品を精一杯演じたいと思います。
このような時期にも関わらず公演開催に尽力してくださった皆様と会場にお越し頂く皆様に感謝いたします。」

藤原歌劇団公演「リゴレット」より

藤原歌劇団公演「リゴレット」より

 

井出壮志朗より
★アルマヴィーヴァ伯爵役の“ここを見てほしい!”という注目ポイントを教えてください。
「アルマヴィーヴァ伯爵の役どころとして見て頂きたい点は、感情の豊かさです。
この屋敷で一番偉くありながらも各場面で様々な人に翻弄されていく様子が面白く描かれているので、見ていて飽きないキャラクターを楽しんで欲しいです。
そして、何よりも2日目は若いキャストが多く、稽古中から楽しく舞台を作っているので、仲の良さも観てとれるかと思います。
是非若いエネルギー溢れる舞台を観にいらして下さい。」

★今回の公演への想いをお願い致します!
「2020年8月に藤原歌劇団公演の『カルメン』に出演した際、コロナ禍でのオペラの在り方を考えさせられた舞台でしたが、無事に幕が降ろせたと共にこれからの希望に繋がる舞台になったと思います。
そして、未だ終息の目処は立ちませんが、その中でも希望を持って応援して下さっている皆様に感謝しながら出演者一同全力で舞台に立ちたいと思います。
新年初笑いを是非劇場で楽しんで頂けたら嬉しいです!」

藤原歌劇団公演「カルメン」より

藤原歌劇団公演「カルメン」より

 

「セビリャの理髪師」のアルマヴィーヴァ伯爵から一転、使用人から弄られる!?伯爵の姿はチャーミングでもあり、それを必死に取り繕う姿も必見です。
どうぞお楽しみに!
 
明日・明後日の2日間、皆さまに安心してご来場いただける公演づくりを目指して公演実現に向け準備を進めてまいります。
どうぞご支援・ご声援のほど宜しくお願い申し上げます。

 

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